2014年は「ムーミン・イヤー」、世界各地でイベント


img_main

 

フィンランドの作家、トーベ・ヤンソン(1914〜2001)が生んだ「ムーミン」。2014年はトーベの生誕100年にあたり、世界各地でイベントが開かれる。

日本でも紹介されて以来、40年以上にわたって人気のムーミンだが、展覧会やフィルム・フェスティバルなど、さまざまなイベントが目白押し。2015年には日本国内でムーミンのテーマパークもオープンする予定。

 

 

moomin09

 

日本では、1月23日から東京ドームで開かれる東京国際キルトフェスティバルでムーミンの挿絵をキルトで表現した作品が登場するのを皮切りに、「ムーミン・イヤー」がスタート。

4月からは、東京・松屋銀座を皮切りに全国11会場(岩手県、鳥取県、北海道、広島県、山形県、大阪府、宮崎県、福岡県、岡山県、愛知県)を巡回する「MOOMIN!ムーミン展」が開かれる。この展覧会は、フィンランドのタンペレ市立美術館・ムーミン谷博物館から約200点もの原画や習作が来日。自然との共生というテーマに焦点をあてた展示が行われる。

また、フィンランドの国立アテネウム美術館で開催されるトーベの大回顧展も日本に巡回する。油彩画や「不思議の国のアリス」などの挿絵、資料写真など約200を展示。代表作の「ムーミン」はもちろん、作家トーベの知られざる一面が紹介されるという。日本では、10月の横浜・そごう美術館を始め、2015年にかけて全国5会場(北海道、新潟県、福岡県、大阪府)を巡回する予定。

この他、2月に東京・渋谷などで開かれる映画祭「トーキョーノーザンライツフェスティバル2014」では、トーベ生誕100年を記念して、貴重なトーベのドキュメントフィルムや1990年からテレビ放映されたアニメシリーズの劇場版「ムーミン谷の彗星」などが上映される。

 

 

palette

 

風刺雑誌「GARM」などでイラストレーターとして活躍していたトーベ。

戦時中、暗い現実からの「一種の逃避」として書き始めた物語がムーミンのはじまりだった。

戦後すぐの1945年、第一作『小さなトロールと大きな洪水』を出版。1950年、第三作『たのしいムーミン一家』がイギリスで評判を得る。そしてロンドンの夕刊紙「イブニングニュース」で、週六日の連載がスタート、たちまち大人気となる。最盛期には40カ国、120紙に転載されるまでに。

 

1966年には、児童文学における最高の栄誉とされるアンデルセン賞を受賞。今日、児童文学ムーミンは44もの言語に翻訳され、世代を超えて読み継がれている。

 

 

moomin11

 

余談であるが、個人的に「ムーミン」に登場するキャラクターで一番好きなのはなんといっても「スナフキン」。

スナフキンは原作のスウェーデン語ではスヌス・ムムリク(嗅ぎタバコを吸う男の意味)らしい。

自由と孤独、音楽を愛する旅人。

物事を所有することを嫌う。

冬の来る前に南へ旅立ち、春の訪れとともにムーミン谷に戻ってくる。

 

「スナフキン的な生き方」は理想の生活、スローライフの代名詞としてもしばしば用いられ、その自由気ままな生き方に憧れる人は多い。

 

【ムーミン公式サイト】 : http://www.moomin.co.jp