LITTLEBIG 2017s/s – 男らしさの再確認



 

自身のファッションのルーツを見つめなおしたコレクション。テーマは「BLOKE」。

 
テーラードのイメージが強い、デザイナー馬渡圭太によるブランド「LITTLEBIG(リトルビッグ)」。メインストリームからちょっと距離を置いた、どことなく感じるイギリスっぽさや、音楽・カルチャーの匂いが特徴のブランドだ。
 
2013年よりスタートした「LITTLEBIG」の2017年春夏のコレクションテーマは“BLOKE(ブローク)”
BLOKEとは、イギリスのスラングで男とか奴といった意味の言葉。デザイナーの馬渡は、このテーマで自身が考える男のあり方を表現した。それは、ファッションに興味を持ち始めた頃の記憶であり、これまでの経験のアーカイブでもある。
 
今シーズンのアイテムでは、ブランドの主軸であるテーラードジャケットに加えてジャージが目を引く。元々サッカーをずっとやっていてスポーツウェアが好きだという彼ならではのアイテムだ。中学の時に初めて買って以来ずっと好きというテーラードジャケットは、彼にとっては気取った服ではなく日常着だという。
 
ジャージにジャケットといえば、オアシスなどマンチェスターのバンドのイメージが思い浮かぶ。馬渡の出身は青森との事だが、サッカーをやっていた事や地域性などに奇妙な符号を感じる。90年代に青春時代を過ごした彼。時代はオアシス始めUKロックが勢いがあった頃だが、同時にポストパンクやニューウェーブなどの音楽も好んで聞いていたという。トーキング・ヘッズやキュアー、そして吉川晃司などからもファッションの影響を受けたようだ。
 
そんな彼のエッセンスがふんだんに加味された今シーズンの「LITTLEBIG」。
ジャケットはもちろん、肩パットの入ったジャージもオススメだ。
“BLOKE”というテーマとは一見逆のようにも感じる中性的なモデルを起用したLOOKでチェックして欲しい。
マッドチェスターのように、蒼く鬱屈した馬渡圭太の独特の世界感が垣間見えるだろう。
 

LITTLEBIG 2017SS(※クリックで拡大)

 


Photograph : Tsutomu Ono
Styling : Kohei Oishi
Hair&Make : Jun Nakamura (SHISEIDO)

 
【今回は初めて楽曲も作った。制作したのは地元の古くからの友人で現在音楽プロデューサーをしているHIDENORI OKUBO氏。今後は音楽や映像などでもブランドの魅力をアピールしていきたいと言う】

 
【最近のトレンドのパワーショルダー真っ青のスーツに身を包むデビッド・バーン。今見ても、音楽も含め、新鮮でカッコいい!】

 
■LITTLEBIG : http://littlebig-tokyo.com