『MofM』 福山正和、原点を見つめ直す新たな試み


福山正和

 

『MofM (man of moods)』は、プロスノーボーダーとしてキャリアをスタートした福山正和がモデルとしての活動を経て2004年に設立。いわゆるトレンドなどからは距離をおきつつも、デザイナー福山正和のバックボーンがうかがえるエクストリームラインや、都会的なシルエットながらも動きやすさなどにこだわった物づくりで人気のブランドである。
代官山に直営店である「WORK SHOP DAIKANYAMA」を構えていたが、昨年群馬県みなかみ町にその拠点を移す。かなり思いきったともとれるこの移転にかけた想いや、今後のビジョンなど気になる部分を語ってもらった。

 

©MofM

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— 移転されて約1年になりますが、”みなかみ”を選んだ理由は?
 
これまでスノーボーダーとして、国内はもとより海外もふくめいろんな山を訪れてますが、とにかくみなかみは最高なんです。雪質や山の形状、手つかずに残ってる自然。とりあえず国内では最強じゃないですかね?ほぼ、自分の理想に近かったです。あと東京から近いってのも大きいですよね。
 
— それはスノーボーダーとしての生活に重点をおくということですか?
 
山はやっぱり僕の原点なんですよね。選手時代は雪を求めていろんな山にいって、2、3か月籠もりまた次に移動するっていう生活を送ってました。でもブランドたちあげて10年、都会での生活が中心になっていた。そんなとき谷川の山に出会ってまた山に入りたくなったんですよね。ただ今回は選手時代とは違うわけで、じゃあみなかみで僕の出来る事ってなんだろうって考えたとき、みなかみと東京、山とファッションを繋ぐことだなって思ったんです。
 
— 最初に移転の話を聞いた時にはずいぶん思い切ったなと感じましたが、東京を離れることに不安とかはなかったんですか?
 
特になかったですね。というのは、今ITの技術が発達していろんなサービスとかあるじゃないですか?香港の工場と取引があるんでよく向こうにも行くんですが、ずいぶん前からですけど向こうの人ってネットを使った情報発信とかすごいんですよ。そーいうの見てて、あとたまたまIT関連の人達と縁ができたのもありその辺の整備をちょっと前から進めてたんですよね。ネットでリサーチとかも出来るし、ダイレクトに世界と繋がれるじゃないですか?チャンス広がりますよね。もちろん現場でしか得られない事もあるんで、東京にもちょくちょく来るんですけど。
 
— みなかみでの生活はどんな感じなんですか?
 
仕事面では東京から3人でいってて業務をこなしてる感じですね。そのへんは東京にいた時とほぼ変わりはないんですけど、やっぱり生活スタイルは全然変わりますよね。
東京だと、僕飲みにいくのとか好きなんで早起きとかしたいなって思ってても全然もうムリだったんですけど、気持ちよく早起き出来るようになりましたね。早朝よく山を散歩したりするんですけど、もうマイナスイオンとかすごいじゃないですか。頭が活性化されて、心もリフレッシュされた状態で仕事に向かうとすごい捗りますよね。この間家の脇にひまわり百本植えたんですよ。それの世話したり、渓流釣りとか温泉はいったりとかもう最高ですね。

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