『FreshService』表参道GYREにオープン、ディレクター南貴之の目指すものとは?


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南貴之氏が主催するクリエイティブユニット「FreshService」のイベント第二弾となるポップアップショップが「EYE OF GYRE」に期間限定でオープン。

 

「新しい贅沢」をテーマに衣食住を FreshServiceによって編集し直し、選りすぐりの出展者陣とともに提案。ポートランド発の季刊誌『KINFOLK』の編集長が立ち上げた《Ouur》や《AUGUSTE-PRESENTATION》のパジャマライン《AUGUSTE-PRESENTATION Pajama Look》、《STUSSY Livin’ GENERAL STORE》といったブランドから《nook STORE》や《BEST PACKING STORE》といった日常生活や旅に特化した話題のショップ、さらにはバリスタの國友栄一によるテイクアウト専門の小さなコーヒー店《OMOTESANDO KOFFEE》と京都を代表する本格派コーヒー店 《小川珈琲》による、エアロプレスによって淹れられる極上のコーヒーも味わえる。
また、奥に用意されたスペースでは週替わりでワークショップも開催される。
 
 

■注目のモバイル型クリエイティブセレクトショップ。南貴之の思いとは?

 

『キュレーションの時代』
 
近頃、キュレーションという言葉をよく耳にする。物や情報に溢れた現代において、幾多のノイズの中から最適な情報を見つけ出すのはなかなか困難であり、労力も要する。情報分野においては、数々の〈まとめサイト〉や〈ニュース配信サービス〉などの需要の多さからもその必要性は明確であるが、こんどは、どのサービスを選択するかという問題が…。
 
ITジャーナリストの佐々木俊尚氏は著書「キュレーションの時代」のなかで述べている。
「情報と人を結びつけ、そこに人と人のつながりをも生み出す新たな概念が『キュレーション』である。」
「それは既存のコンテンツに新たな価値を付与する。ポイントとなるのは『キュレーター』の信頼性、その視点に共鳴できるか。」
 

 

クリエイティブディレクターの南貴之氏(以下敬称略)は、そんなキュレーター的な視点からも各方面から注目を集めている。
『CANNABIS』、『1LDK』と手がけたショップはいずれも成功を納め、「一人で自由に動いてみたかった」ことから独立後はショップの内装やバイイング、紙やWEBのデザインなど活動の幅を広げている。

 

クリエイティブユニット『FreshService』も南の活動の一つ。今回第二弾となる『モバイル型クリエイティブセレクトショップ』、やや耳慣れない言葉であるが、なぜモバイルという形態をチョイスしたのだろうか?
 
「コンセプトは”でみせ”。場所を限定しないで、突如現れるイメージ。なので最低限の要素、柱とパーテイション、搬入時商品を入れていたパッキンはそのまま什器にして、撤去するときはまたパッキンにつめて帰る。
基本それらは変わらず、扱う商品や出店者などの内容はそれぞれの場所、街に合わせて変えていく感じ。」

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どうしても場所を構えてしまうと内容は固定化されてしまいがちになるのを、ガワを流動的にすることで、取り扱う商品や、作り手の考えなどによりシンプルにフォーカスすることが出来る印象は受ける。
そして出店する場所が変わればおのずと内容も変化し、取り上げるクリエーターやプロダクトも変わっていく。それによって、より多くの繋がりが生まれ幅も広がっていくという事だろうか?

 

多くのクリエーターは、アートや映画、文学、様々なカルチャー、そして人などから何かしらの影響をうけ、それらをインスピレーションソースとして作品を作ったりする者が少なくないと思うが、南にそういったものはあるのかを聞くと、「それが、全然ないんですよね。よく聞かれるんですけど、オレ変なんですかね?」
「自分はクリエーターじゃないし。」と言い切る南は、ではどのようにショップディレクションとか新しいプロジェクトを創っていくのだろうか?
「まず最初にコンセプトを固めることから始めるんですけど、コンセプトが決まっちゃえばあとはもう早いんですけど、それが決まるまでが大変なんですよね。もうひたすら降りてくるのをまつって感じで。」
 
コンセプトを決める時に考えるのは、やはりその場所、街のことだという。そして『FreshServise』の次の場所として、”WEB”を今考えてるらしい。
「自分が、誰かのためのギフトを買おうと思った時に、なかなかいいのがないんですよね。大手百貨店のサイトとか見てみるんですけど、なんか違うなって感じで。」
 
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南のモノ選びの基準はいたってシンプルである。「好きか嫌いか。面白いかどうか。ただそれだけ。」
豪快というか身も蓋もない答えとも思えるが、ファッションについての知識や仕事の仕方を全て独学で、徹底した現場主義のなかで身に付けていったという彼ならではの率直な回答なのだろう。
『FreshService』は元々、架空の運送会社をイメージしているという。なので、ネット上でショッピングをして、それが専用のパッキンで届くというのが本来の姿なのか。そしてそれをフォローする形で、いろんな場所にゲリラ的に出店する。ネットの可能性とリアルショップの相互関係。それはこれからの消費活動のひとつの答えであるのは確かだろう。
 

FreshService in EYE OF GYRE
7月5日(土)~7月27日(日)

【EYE OF GYRE】
東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE3階
TEL :03‐3948‐6990
営業時間:11時~20時
http://gyre-omotesando.com/

【出展】
AUGUSTE-PRESENTATION Pajama Look(オーギュスト プレゼンテーション パジャマルック)
BEST PACKING STORE ( ベスト パッキング ストア)
DETAIL INC. ( ディテール)
HIGHTIDE (ハイタイド)
MAISON CINQUANTECINQ (メゾンサンカントサンク)
nookSTORE (ヌークストア)
Oliver Peoples / MOSCOT / SALT.
Ouur ( アウアー)
STUSSY Livin’ GENERAL STORE (ステューシー リヴィン ジェネラルストア)
自遊人(じゆうじん)
嗜好品研究所×OMOTESANDO KOFFEE×小川珈琲