パリ発合同展示会「MAN Tokyo 2015-16 A/W」レポート


 

2012年よりパリでスタートした合同展示会『MAN / WOMAN』。

参加出展ブランドのクオリティーにこだわり、独自の視点で世界各国から厳選されたブランドを紹介。現在パリとニューヨークでメンズの展示会”MAN”とウイメンズの展示会”WOMAN”を年2回づつ開催しており、2014年7月より第3の都市として東京で『MAN TOKYO』を開催。今回2度目となる〈2015-16 A/W〉の展示会が2015年2月3~5日の3日間、国立代々木競技場 第2体育館で披露された。

 
 

■今回は注目の『MAN TOKYO』より、前回よりスケールアップして国内外より集結した80以上のブランドの中から幾つかをピックアップ、デザイナーのショートインタビューと共にご紹介したいと思います。

 
 

 

【 FILLING PIECES (フィリング ピース)】

 
2009年にスタートしたアムステルダム発のフットウェアブランド。建築学を学んだデザイナーのギヨーム・フィリベールが作るシューズは、構築的でハイブリッドなデザインが特徴。

 


 

■ シューズブランドを始めた経緯

 

建築を学びながら洋服屋での仕事もしていたんですが、自分のブランドを始めるにあたり、シューズのほうが洋服よりも大学で学んだ建築学の知識を生かせると思った。
プロダクトとしてのイノベーションやマテリアルなどの開発など建築と繋がってる部分は多いと思います。
 

■ 製品作りへのこだわり・コンセプト

 

まずシルエットというものをとても大事にしています。ディテールではヒールやタンのデザイン、レザーとラバーの使い方などでラグジュアリー感を出したりといったふうに基本の形を作り、それをベースにシーズン毎にマテリアルなどで変化を出しています。
シルエットも毎年新しいものを加え、ラインナップを広げています。

 

■ インスパイアされたモノ

 

昨年末、今回のコレクションを作り終えるまえに日本に来たんですが、日本のオシャレな人達のスタイルや、セレクトショップの商品構成などはいろいろ参考になりました。なにより日本の物作りのクオリティーの高さには学ぶ事が多いです。日本人は品質へのこだわりが強い。そういう部分は自分のモノ作りにも生かすようにしています。

 

■ ターゲット・イメージ

 

例えばヨーロッパでは、ティーンエイジャーから60代の方まで幅広くお買い上げ頂いているんですが、イメージとして5つのターゲットを想定しています。
[SVEN] 以前スケートボーダーだった人。クリーンでミニマリスティックなデザイン。
[RICHARD] ウィークデイにはスーツを着て働き、週末はカジュアルな服装を楽しむ。シンプルでちょっとラグジュアリーなレザースニーカー。
[Corleone] イタリアンでリッチな雰囲気。
[Brues Lee] スタイリッシュな香港人。
[Jefferson] HIPHOPが好きでNIKEなどを愛用していたが、ちょっとラグジュアリーにシフト。
メンズのマーケットを見るとだいたいこの5つに分類されるんじゃないかと思っています。
この中では”SVEN”が日本のマーケットには合っているんじゃないでしょうか。

 

【オフィシャルサイト】 https://www.fillingpieces.com

 

 

【 ÉTUDES (エチュード)】

 

パリとニューヨークを拠点にさまざまなアーティストとコラボレートしているクリエイティブ集団が2012年にスタートしたファッションブランド。モダンでコンテンポラリーな印象の、都市にフィットする、ベーシックながらモードさも兼ね備えた新しいスタイルを提案。デザイナーの一人であるオレリアン・アルベ氏に話を聞いた。

 

 

■ ブランド・コンセプト

 

ファッションに限定せず、アート、音楽、カルチャーなどライフスタイル全般に通じてのスタイルを発信していきたいと思っています。

 

■ 色使いのこだわり

 

クリーンでベーシックな色、中でもブルーは黒や白とはひと味違う強さがあり、オールマイティな基本色として良いと思います。

 

■ 購買層について

 

ユニセックスなので女性の方も含め、幅広い年齢層のなかでクリエイティブなモノ・コトやカルチャーに興味を持っている方、ファッションに関してちょっとした違いを求めているような方が多い印象を持っています。

 

■ フランス人のファッション観

 

これまで一般的に保守的なイメージはあったと思うんですが、近年ファッション・シーンを見るといろいろ新しい動きが出て来ています。私達に関していえばグローバルな展開にあたり世界の動向やエネルギーを取り入れようとしています。若い世代を中心に新しい物を積極的に取り入れようと変わって来ているのは感じます。

 

■ 今後の展開

 

シューズやアクセサリーにもっと力を入れて行こうかと思っています。

 

【オフィシャルサイト】 http://etudes-studio.com/

 
 

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